院内感染を防ぐために欠かせない対策

手指に付着する細菌への対策

院内や治療器具を清潔に保つだけでは、感染症対策として十分とは言えません。 治療を行う医師や看護師の手指に細菌が残っていると、院内感染の原因になります。 そのため病院では、治療前の手指消毒を欠かさず行っています。

感染症が増えやすい時期

感染症は一年中発生する可能性がありますが、特に注意が必要な時期があります。 その時期には通常以上に感染症対策が強化され、衛生管理も徹底されます。 注意すべき時期を知ることで、安心して病院を利用できます。

安心して治療を受けられる病院

多くの病院では、患者を感染症から守るための対策を日常的に実施しています。 しかし具体的にどのような取り組みが行われているのか、詳しく知らない人も多いでしょう。 事前に病院の感染症対策を理解しておくことで、不安を減らし、必要なときに安心して受診できます。

病院で行われている感染症対策

病院にはさまざまな症状を抱えた患者が訪れます。
中には免疫力が低下している患者や、基礎疾患を持つ患者、高齢者や子どもなど、感染症にかかりやすい状態の人も多く含まれています。
そのため病院では、わずかな不衛生が原因で感染症を発症したり、症状が悪化したりしないよう、院内感染を防ぐための徹底した衛生管理を行っています。
具体的には、治療器具の洗浄や殺菌、消毒が基本となります。
治療で使用した器具はそのまま再利用せず、必ず決められた手順に従って洗浄し、必要に応じて高温や薬剤で滅菌します。
ガーゼや綿、注射針などの消耗品については使い回しを行わず、1回使用したら廃棄することで、細菌が他の患者に移動するリスクを抑えています。
また医師や看護師が診察や治療を行う前後に手指を消毒することも、重要な感染症対策の一つです。
見た目が清潔でも、手には目に見えない細菌やウイルスが付着している可能性があります。
その状態で患者や器具に触れると、細菌が広がり、院内感染の原因になります。
そのため病院では、石けんによる手洗いに加えて、アルコール消毒液を使った手指消毒を徹底しています。
さらに近年では、病院の入口や待合室にも消毒液を設置し、来院する患者や付き添いの人にも手指消毒を促す取り組みが一般的になりました。
加えて病院では、季節ごとの感染症リスクにも注意しています。
冬は空気が乾燥しやすく、免疫力が低下しやすいため、インフルエンザなどの感染症が流行しやすい時期です。
梅雨の時期も湿度が高く、細菌やカビが繁殖しやすいため注意が必要です。
このような時期には、通常以上に清掃や消毒、換気を強化し、院内を清潔で安全な状態に保つ工夫が行われています。
病院の衛生管理は、患者だけでなく医療従事者自身を守る意味もあり、すべての人が安心して医療を受けられる環境を維持するために欠かせない取り組みと言えるでしょう。